『プレイバック』は、アメリカの作家レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説。1958年刊。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズの第7作にして、チャンドラーの遺作となった。それまでの作品には見られなかったマーロウの行動などがあり、謎を秘めた作品といわれている。
この本を読もうと思ったのは、実はゲームソフトからだった。
このゲームが好きすぎて、インタビュー記事を読んでいた時に、ウィッシュルームのスタッフでレイモンド・チャンドラーを参考にしたという記事があった。(その記事を探したのだが、見つからなかった。見つけたら載せます)
それで、初めてレイモンド・チャンドラーを手に取った。
Play backがシリーズ物の7作目と知ったのは読み始めてから後のこと。
まだ最初しか読んでいないが、独特の雰囲気、出てくるアイテムの「ややオールド感」がたまらない。
これが、ペーパーバックとか腕時計の代わりにスマホとかスマートウォッチとか出てきたら、とてもお世話になってはいるけど、ちょっと読む気がしないんですな。
小説は一種、別世界に入り込むことだから、現実世界を思い出させるようなアイテムがないのが心地よいのです。
まだ冒頭しか読んでないけど、自分の魂にスーッと入ってくるストーリーが読んでいて心地よい。
主人公が朝電話で起こされて、いきなりの無茶な依頼。それで、あわててシャワーを浴びて、コーヒーを飲んでいると急な来客がやってくる。こんな流れがなんかいいんですわ。
願わくばこのまま最後まで読んで、他の作品も読んでみたい。